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ALシリーズ(エアリフト型)

半循環や掛け流し養殖においては、新鮮海水で水質を維持することが基本なため、今まで泡沫分離装置はほとんど使われてきませんでした。 しかし、これらの施設においても、換水率の低減や高密度養殖により、水質浄化の必要性が高まってきました。 体表粘液は絶えず水中に排泄され水を汚しているので、泡沫分離装置を設置することで、安定して良好な水質を維持することが可能になります。 しかし、従来の泡沫分離装置は、低濃度の体表粘液を水中より効率よく除去することができず、これらの施設においては効果を発揮することができませんでした。 エアリフト型泡沫分離装置は、特殊バッフルの採用により撹拌混合力を向上させることで、低濃度でも泡沫分離機能を発揮することが可能になりました。 さらに、設置が容易でポンプも不要な本装置は、最小限のコストで最大限の効果を発揮します。

ヒラメ養殖(半循環) 海外(インドネシア)
水族館 研究施設(閉鎖循環)

エアリフトならではの特長

@循環ポンプが不要(省エネ)

エアリフト作用による自己循環方式

A配管工事が不要

既設水槽に置くだけなので設置が容易

B設置場所が無くてもOK

受水槽等の空きスペースを利用して設置できるので、新たな設置スペースを必要としない。

C低負荷飼育でも泡沫分離機能を発揮

分離槽内に設置されている推進内筒とオリジナルバッフル形状により、掛け流し式養殖等の低負荷施設においても効果を発揮します。

エアリフト泡沫分離

エアリフト原理

エアリフトとは、空気を揚水管に送気し、空気の力で液体を汲み上げる揚水方式のことです。 すなわち、空気を供給することにより、揚水管中の空気が供給される位置の上部と下部で密度差ができ(気体と液体が混合した上部では、液体だけの下部より低密度になる)、 この差により液流が生じることで揚水が行われます。 本装置は、エアリフトの原理を利用(分離槽に供給する気泡により生じる液流を利用)して、ポンプを使わずに泡沫分離装置への送水を行います。

エアリフト泡沫分離原理図

設置例

エアリフト式泡沫分離装置は、既設水槽に設置することができます。 しかし、ポンプ循環式泡沫分離装置と違い、装置に分離槽内水位を調整して、安定泡沫排出量を調整する水位調整機構を備えていません。設置位置、すなわち設置水槽水面との距離によって、排出する安定泡沫量を調整します。したがって、設置水槽には水槽水位を可変できるような工夫を施して下さい。

エアリフト泡沫分離設置図

標準仕様・外形寸法図