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カーヴァスエアレーターとは

カーヴァスエアレーターは、特殊設計されたインペラーが高速回転することにより生じる負圧を利用して、ブロワー等を使用せずに空気を水中に供給する自吸式気液混合装置です。 ベンチュリー効果を利用し空気を自吸、分散するエジェクター式とは異なり、 キャビテーションを利用して空気を自吸、高速回転するインペラーの剪断力により空気を気泡化する本装置は、 効率よく大量の微細気泡を作り出すことができ、少ない動力で高い酸素供給能力が得られます。

カーヴァスエアレーターと通気キャビテーション

用途

カーヴァスエアレーターは、特殊インペラーを用いた強い撹拌混合力を特長とする気液混合装置です。目的に応じて最適な形状のインペラーを用いることで、気体溶解、気液反応、液液反応、泡沫分離など数多くの技術分野に適用することができます。


カーヴァスエアレーターが目指すもの【効率と量】

曝気装置の性能は、送った空気中の酸素の何パーセントが水に溶解するかを表す酸素溶解効率ではなく、 単位電力量当たり何グラムの酸素が水中に溶解するかを表す酸素供給能力が重要となります。 したがって、曝気装置は気泡が微細なだけでは駄目で、大量の気泡を供給できることが要求されます。 カーヴァスエアレーターは、一般的なファインバブル発生器が気泡の細かさを追求しているのに対し、気泡の量と気泡が生み出す機能(気液反応、泡沫分離等)の効率を追求しています。

微細気泡発生原理

インペラーは水中で高速回転すると、インペラー背面に負圧が生じます(キャビテーション発生)。 キャビテーションはインペラーを破損させるほどの衝撃圧力が発生するため、ポンプなどインペラーを用いる流体機器においては、 なるべくキャビテーションが起こらないように設計されています。 本装置は、敢えてインペラーにキャビテーションを発生させ、インペラー背面に生じる負圧と大気との圧力差により、空気を水中に引き込みます。 従って、本装置はポンプとは逆発想で、強いキャビテーションを作りだすように設計されています。

 

特長

@供給気泡が細かい → 気体溶解効率が高い

A大量の微細気泡を供給できる → 気体供給能力が高い

B気泡が微細で撹拌混合力が強い → 気液反応効率が高い

C気泡供給の圧力損失が少ない → エネルギー効率が高い

D目詰まりしない → 汚濁物質が多い場所でも使用できる

E構造が簡単 → 維持管理が容易

気泡を生成するインペラーとモーターを中空シャフトで直結しただけの単純な構造なため、点検箇所や消耗品が少ないく、メンテナンスが容易です。