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株式会社プレスカと東京海洋大学が、新しいセルロース基質の開発に成功しました。

株式会社プレスカ(以下「(株)プレスカ)は、国立大学法人東京海洋大学(以下「東京海洋大学」)と閉鎖循環養殖に欠かせない好気脱窒装置に適した新しいセルロース基質の開発に成功しました。

 

開発の経緯と成果

(株)プレスカは、東京海洋大学 延東 真 名誉教授が発明した特許技術(特許第6480015号)を基に、東京海洋大学と閉鎖循環式陸上養殖に最適な好気脱窒装置の実用化に向けた開発を行ってきました。
閉鎖循環式陸上養殖は生産コストが高くなる問題を抱えており、普及のためには生産性向上が至上命題となっています。生産性を向上させるためには、ランニングコストの削減だけでなく、魚介類の成長を早めることも重要になります。閉鎖環境で魚介類を飼育することで蓄積する硝酸は、成長を抑制する原因物質の一つです。そのため、魚介類の成長を早めるためには、硝酸を低濃度を維持することが必要になります。好気脱窒は、安全、簡単、低コストで硝酸を除去することができるため、閉鎖循環式陸上養殖が抱えてきた高コスト体質の改善が可能な技術です。
好気脱窒装置は、硝酸を除去する微生物の餌となるセルロース基質が必要であり、定期的な補充が必要になります。市販品のセルロース基質は減耗が激しいため短期間で補充が必要になり、コストが高くなる問題があり、実用化には至っていませんでした。そこで、コスト削減を目指し、長期間使用可能な新しいセルロース基質の開発に取り組みました。製造方法、基質の組成を検討することで、従来と遜色のない脱窒性能を維持しながら耐久性の向上に成功し、長期間使用可能なセルロース基質を提供することができるようになりました。新しいセルロース基質の開発により、好気脱窒装置の実用化が完成し、閉鎖循環式陸上養殖の生産コスト削減が可能となるシステムの提供が可能になりました。

新しいセルロース基質の特徴

●安全な成分で構成(主成分:セルロース)
●高い処理性能
●耐久性に優れている
●コストパフォーマンスが高い
●持管理が容易

新しいセルロース基質により得られる効果

●高品質の魚介類の生産上
●耐久性に優れている
●コスト削減

お問い合わせ先

株式会社プレスカ 専務取締役 佐藤順幸
TEL:03-5988-0450 FAX:03-5988-0451 
E-mail:y-satoh@plesca.co.jp