アワビ養殖と炭酸ガス
カーヴァスエアレーター固有の機能の一つに脱気能力があります。 アワビ養殖のラボテストにおいて、炭酸ガスの脱気効果について改めて検証してみました。 カーヴァスを中核とした泡沫分離装置を一時的に停止してみると、飼育海水中の炭酸ガス濃度は半日で急激に上昇。 運転を再開することで、炭酸ガス濃度は、短時間で通常の状態まで回復することを確認しました。まずは概略ご報告まで。引き続きいろいろ確認してみます。
2014-05-26:NO.41
飼育海水の炭酸ガスとpHの関係
前回、KA(カーヴァス)式泡沫分離装置での炭酸ガスの脱気効果確認を報告しましたが、一つ言い忘れたことがありました。 飼育海水中のpH値低下は、硝酸の蓄積だけでなく、炭酸ガス濃度の影響も無視できません。 皆さん既にご存じかと思いますが、生物の呼吸により飼育海水中の炭酸ガス濃度が上昇すると、それに伴ってpH値は顕著に低下していきます。 アワビにとってpH値低下は大敵。炭酸ガスは追い出しましょう。
2014-05-31:NO.42
20年前の作業坑は今
長野県の皆さん、こんにちは。
長野新幹線建設当時はお世話になりました。この写真は今から10年程前、10年ぶりに訪れた五里が峯トンネル工事現場のその後の写真(私も若い!)です。
作業坑が記念碑として残されていました。ここは工事車両がせわしく行き交うトンネルへの入口で、恐ろしくも感じた場所でした。
その場所が静かな緑地に。何故今この写真?かと言うと、先日ジャンプの葛西選手をテレビで見かけて、「葛西選手=長野オリンピックのリベンジ」じゃないですか。
そしたら長野、私には「長野=トンネル工事」なんですね。少なからず携わっていた当時を思い出してしまいました。
【10年後の作業坑】
2014-06-07:NO.43
ヒラメの子供
ヒラメの子供がやってきました。体長5cm、どの生物も子供は可愛いですね。アワビと平行して、養殖テストスタート!
【ヒラメの子供】
2014-06-12:NO.44
陸上養殖勉強会セミナー
昨日、陸上養殖勉強会の公開セミナーを聴講してきました。 今回は「循環水の浄化技術」に関しての講演で、4人の先生方のうち、2人の先生が泡沫分離技術をシステムに組み込んでおられてのご講演でした。 閉鎖循環陸上養殖において泡沫分離装置は、水質浄化プロセスの欠くことのできない構成要素であることを改めて実感しました。頑張ります。
2014-06-14:NO.45
アワビ陸上養殖セミナー
来月7月18日に開催されます情報機構主催の技術セミナーで、弊社専務佐藤順幸が講演させていただくことになりました。 今回は、泡沫分離装置のデモを交えて、陸上養殖の課題と可能性についてお話しします。 有料のセミナーではありますが、陸上養殖ビジネスの事業化へのヒントにしていただければと思っております。 多くの方がお集まりいただけること楽しみにしております。まずはご案内まで。
2014-06-18:NO.46
アワビの気持ち
アワビって…気が弱いのかな。昼間活動していないときは、団子のように体を寄せ合って潜んでる。 窮屈じゃないのかな。アワビの気持ち聞いてみたい。聞けるものならね。
2014-06-21:NO.47
我が町紹介(1)
中野駅前、中野のシンボル的存在「中野サンプラザ」。
三角形の一風変わった外観、館内にはプールやボーリング場、コンサートホール、会議室等々。
上層階にはホテルもあります。私が10歳のころ開業、成人式や新入社員研修等、結構お世話になった場所です。
余談ですが、「爆風スランプ」のサンプラザ中野くんは、この建物に縁があって芸名をつけたらしいです。
【中野サンプラザ】
2014-06-29:NO.48
どれぐらい大きくなったかな
アワビの身体検査です。核長6cm。育ちの良いのと、なかなか育たないのと。 今は、アワビの気持ちに従って自由な食事。給餌方法も考えないと。
2014-07-13:NO.49
アワビ陸上養殖セミナー
一昨日、アワビ陸上養殖のセミナーで、私達の技術と取り組みについて、泡沫分離のデモをまじえ、佐藤順幸が講演させていただきました。 十分に思いを伝えられなかったところもありましたが、ご出席いただいた皆様には感謝の気持ちでイッパイです。ありがとうございました。
2014-07-20:NO.50
館山は夏真っ盛り
先日、東京海洋大学の館山研究センターに行ってきました。 こちらには、とても興味深い研究をされている先生がおられ、いつもワクワクしながら話を聞かせていただいております。 この時期の館山は、夏、真っ盛り。特にその日は超快晴。道中あちこちに、サークルの合宿らしき学生の団体さんにも遭遇。 とても仕事する雰囲気じゃないですね。
2014-08-08:NO.51
我が町紹介(2)
事務所の前には目白通りが走っています。
関越道と都心をつなぐ片側2車線の大きな道路で、高速バス銀座、池袋から新潟、北陸方面に向かう高速バスの通り道です。
お盆休み、若い子、ご年配の方、いろんな方々が楽しそうに乗車しています。
上り方面、練馬区役所バス停を越えて5〜6分、左手、交番の隣に小さな小さなうちの事務所があります。見つけてくれたら嬉しいな。
【目白通り】
2014-08-13:NO.52
水槽に浮く泡きになりませんか
海水魚水槽でよくみかける水面に浮く汚い泡、気になりませんか。
なかなか消えませんよね。原因は蛋白質等有機物、その泡はまさに汚濁物質のかたまり。
でも、そんなお悩みも、カーヴァスで解決! 事前に除去して水槽はいつもスッキリです。
【ブロワーのみ(左)、ブロワー(曝気)プラス泡沫分離(右)】
2014-08-17:NO.53
七つ道具
カーヴァスエアレーターメンテナンスに欠かせない、My七つ道具です。
当たり前のものですが、これがないと作業性が悪くて…。
【七つ道具】
2014-08-29:NO.54
赤潮発見
先週、房総の海岸をのんびり歩いていたら、海が真っ赤に染まっていてビックリ。
よくニュースなどで赤潮のことは耳にしていましたが、生まれて初めて現場に遭遇しました。
以前、海洋生物の研究をしている会社に、赤潮発生時は取水ができないため、赤潮対策として飼育施設を閉鎖循環対応型に改良する目的で、泡沫分離装置を採用いただいたことがあります。
その時は実感がわきませんでしたが、実際に目の当たりにしてみて、赤潮に襲われたら魚が住めなくなるのも納得。
リスクを想定してあらかじめ準備しておくことは、やはり大切ですね。
【赤潮】
2014-09-05:NO.55
我が町紹介(3)
事務所より徒歩12分、最寄り駅は西武池袋線「江古田駅」。
日本大学芸術学部、武蔵野音楽大学、武蔵大学の3大学が立地する学生の街です。
駅前にはロータリーは無く、狭い道がごちゃごちゃしていて迷路のよう。
それでも最近は、駅舎を改築し少しはスッキリしました。ところで、「江古田」ってどう読みますか?中野区の町名に「江古田」と同じ字を書く地名があります。
駅名は「えこだ」、地名は「えごた」。この読み方の違いの由来が、ずっと中野に住んでいる私ですが未だ解りません。そのうち調べてみます。
【江古田駅】
2014-09-14:NO.56
蒲郡市のあわび陸上養殖プロジェクト
昨年12月に、弊社あわび閉鎖循環陸上環養殖設備を採用いただいた蒲郡市が、プロジェクト内容を進捗状況とともにHPに掲載しました。 ちょっと深く入らないとたどり着きませんが、蒲郡市役所HPから企画広報課に進んでみて下さい。 一歩一歩ですが前に進んでいます。 また、実験主体である三谷水産高校では、ブログ「クロアワビの育成日記」が見られます。 さすが若い高校生、頑張っている姿が想像できるような楽しいブログ内容です。
2014-09-18:NO.57
ヒラメジャンプ
ヒラメって、水面を飛び跳ねて餌を食べるんですよ。 餌を見つけると、素早く水面に向かって一直線。行儀悪いから、給餌の後の水槽周りは散らかった餌だらけ。 勢い良すぎたやつは、水槽の外に飛び出して、気が付かぬまま日干し状態で発見されることも。 以前、ヒラメ養殖水槽に設置したカーヴァスが、モーターに大量の餌が絡み付き故障したことを思い出します。 当時は大変でしたが、今思うと良い経験をさせてもらいました。
2014-09-27:NO.58
忍法砂潜りの術
砂に潜り、目だけを出して隠れるように過ごすヒラメ君。 砂から二つの目玉がちょこんと出ている絵図らは、愛嬌があるんだけど、なんかコッソリ覗かれているようにも…。 でも、こっちも見ていて飽きません。飼育開始して3ヶ月、ヒラメにも愛情が芽生え始めました。
2014-09-30:NO.59
初歩的なミス
先日、アワビ実験水槽の濾過槽の掃除をしました。 バイオコードと言う紐状の濾過材を使っているのですが、洗濯意欲をそそる素材で、調子に乗ってついつい洗いすぎてしまいました。 案の定、大切な生物膜をも洗い流してしまったのか、水質が不安定です。ここ2〜3日餌食いも悪く…。 でも今朝覗いてみたら、ほぼ完食。ようやく落ち着いてきたのかな。水質測定してみます。